融資実行まで

2010年12月27日

売買契約も済み、いよいよ融資実行と決裁を待つのみとなりました。

そんなある日、銀行の担当者から『現在の会社でのお仕事の内容を具体的にお知らせ下さい、』との連絡が。行内の稟議がもめてもう少し詳細な情報を取れとか言われたのかと気をもみます。

現在の会社での業務内容や部下の数、今までの経験等を社内で成果報告を書く時のように『事実の範囲内で』膨らませて回答しました。

サラリーマンの経験はこんなところにも活きてくるのかなどと納得しつつ。

サラリーマンとしての会社の仕事では、億を超える取引などはザラ。

自分の決裁権で処理する事も多いのですが所詮は自分の金で勝負しているとは言えません。物件探しから売買契約、そして銀行の融資実行を待つ段階になって『自分で商売をするってこういうことか』と体で理解する事が出来た気がします。

肉のついてない骨に肉がついたのか、骨のない肉に骨がついたのかよく分かりませんが、サラリーマンとしての今までの自分の生き方にはどちらかが足りなかったような思いです。

ビジネスチャンスを探し、探し当てたチャンスを評価し、法律をふまえて相手と交渉し、資金手当てを考える。

不動産投資はサラリーマンのようにチームでプロジェクトをこなしていくのではなく、一連の意志決定と行動の過程を自分自身の責任でこなしていかなくてはなりません。

今までの人生を数ヶ月に凝縮したようで、やや陳腐に思えていたサラリーマンとしての今までの経験も急にみずみずしく、活き活きとよみがえってくるような思いがしたのは意外な収穫です。


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