揺れる売主(2)
2010年12月25日
最後までもめたのは瑕疵担保の有無です。
瑕疵担保とは建物の売買後に建物の欠陥が見つかった場合、売主側が一定期間の保証をつけるというものです。
売主側としては瑕疵担保のない『現状有姿』での売買としたいところですが、私としてはきちんと『瑕疵担保』をつけて欲しいところ。
通常個人間の売買の場合には瑕疵担保付売買は義務付けらておらず、『現状有姿』が原則とのこと。
ただ、こちらも初めての売買ですから、買ってから何らかの欠陥が発見されたら目も当てられません。ここは突っ張りました。不動産業者を介して平行線2日間。不動産屋さんに頑張ってもらって結局1年間の瑕疵担保をつけてもらうことに。350万円の手付金と瑕疵担保を勝ち取ったので契約条件にはほぼ満足。あとは週末の契約を待つばかりと名古屋までの新幹線のチケット準備に余念のない私でした。
ところが翌日、不動産屋さんから連絡があり、『売主さんがやはり瑕疵担保は認められない』と前言を翻したとの連絡。この点には売主さん側も相当しこっている様。きっと周りのアドバイスで巻き返しというところかと考えました。
あわてず不動産屋さんを通じて、売主さんが購入した際の売買契約のコピーをお願いして見てみると、以前の売買契約の瑕疵担保特約がまだ半年残っている事がわかりました。これを元に『実際に瑕疵がある場合には元の売主さんに請求してもらう』という事にして売主さんを再度説得、結局6ヶ月の瑕疵担保を売買契約に入れ込むこととなりました。
少し後退ですが全般的は首尾は上々というところだったでしょう。
トラックバック (0)
- トラックバックURL:
コメントする
(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)