揺れる売主(1)

2010年12月24日

売主からの売却OKとの返事があって後、間髪をいれず1週間後の土曜日に売買契約の締結を行いたい旨を申し入れました。

不動産業者からの話では売主さんの取り巻きがうるさいらしいので、こちらとしては雑音が入る前に売買契約まで固めてしまいたかったからです。

今度は売買契約書の細部で不動産業者を挟んだ攻防が続きます。

譲れるポイント、譲れないポイントを頭の中で明確に整理して臨まないと足元をすくわれかねません。何しろこちらははじめての大型物件の取引ですから。売主さんもこの物件の売買だけでほぼ素人のようでしたが、さすがによく勉強しているようです。気を引き締めていかないと。

まず問題となったのが売買金額に占める建物と土地の比率の決定です。売主さんとしてみれば売却時の消費税を少なくしたいので土地の売買価格を大きくした方が有利になるし、こちらとしては建物の金額が高い方が固定資産税も少なくて済み、売買後に狙っている建物の消費税還付の金額も大きくなるメリットがあります。これは結局、1年前に売主さんがデベロッパーから購入した際の比率をそのまま準用する事で落ち着きました。あわよくばこちらの有利に持ち込みたかったのですが先方もよく勉強してます。

逆にこちらが勉強してなかったらやられていたかもしれません。これは引き分けというところでしょうか。

次は手付金の金額です。最終的には350万の手付金でOKを取りました。聞く不動産屋さんによって異なりますが手付金の額は3%-5%程度とのこと。今回の物件価格は18000万円なので3%なら540万円、5%なら900万円になってしまいます。最終的には決裁時に相殺されるとはいえ、それだけの金額を他人に預けるのはちょっと不安。これは不動産屋さんに頼み込んで、限りなく低く抑えてもらうよう売主さんを説得してもらいました。『貧乏サラリーマンなので資金繰りが大変』と理由を付けてくださいとお願いし、見事成功。350万円でOKとなりました。


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