物件調査のポイント(建物)
まずは建物調査のポイントです。
箇条書きにしたほうがわかりやすいと思いますので以降、ポイント毎に箇条書きにします。
【イメージ】
漠然としているが最も重要。人と同じで第一印象は大切。『この建物は顔が良い』などと表現する不動産業者もいた。物件を売買する際はもちろん、入居する人の賃貸募集の際も『顔の良い』物件なら有利だ。物件写真一つにしてもイメージで大きく差がついてしまう。
【躯体】
建物の外部、および内部の壁面にヒビが入っていないか、タイル等の剥離がないか。問題が多いと思われる場合は建物診断へ廻す。
【地盤沈下】
地盤の建物との接合地点が建物と一緒に、下に引きずりこまれるような状態を示していないか。地盤か建物の接合部分にヒビが多く発生していないか。建物の四周で地面から1階のベランダまでの高さが一緒か。少し遠くから建物を眺めた場合に、ナナメになっていないか。アスファルトの駐車場に一部穴が開いて、穴の周囲が空洞になっていないか。
【防水】
最上階の天井に、水が染み出したような跡がないか。外壁および内壁に水が染み出した痕跡がないか。
【清掃】
隅々まで清掃が行き届いているか。行き届いていない場合は購入後、管理会社を変更する必要有り。建物の裏手や天井の隅のクモの巣、階段の下等。
【共用廊下】
入居者の私物が置かれている場合は、管理状況に問題有り。よくある例はタイヤ、子供用自転車、鉢植え等。
建物自体の調査で不安な点が見つかった場合は、お金を払ってプロの建物診断に任せてしまうのが安心です。
全て自分で出来るわけではありません。お金を払って専門家を自分のチームの一員として使ってしまえばいいのです。
ただし、実際に診断に出すのは買い付けが通って、銀行から融資の内諾をもらってからです。そうしないとお金の無駄になっちゃいますので。
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