サラリーマンの自宅は足かせ2
2011年2月14日
前の記事で、サラリーマンの自宅は後回しと書きましたが、サラリーマンの自宅購入が不動産投資の足かせとなってしまうもう一つ理由があります。
それはほとんどのサラリーマンが銀行の担保評価額よりはるかに高い値段で自宅を買ってしまうからです。
私は以前、4千万円のマンションを自宅として購入しました。当時は不動産投資のことなど頭にありませんでしたから、何も考えずに購入しました。
しかし、不動産投資を勉強し始めてから、自分で自分のマンションの建物の持分と、土地の占有持分をもとに評価額を計算してみると何と2千万円しかないじゃありませんか。
2千万円分はマンションの開発業者と不動産屋のコストとして消えていったわけですね。
サラリーマンが自宅を買う場合は、場所がどうだとか、設備がどうだとか、周辺のマンション相場を気にする事はあっても、銀行の担保評価を気にする人などほとんどいませんよね。
そんなこともあって、日本の住宅マーケットはそんな構造になってしまっているのです。
自宅として購入する物件では、新築の場合は、マンションか一戸建てかに関わらず、ほとんどが積算価格<販売価格となってしまうでしょう。
けれども中古なら積算価格>販売価格となる物件もたまに見かけます。
したがって、繰り返しになりますが不動産投資をはじめたいと思っているなら、自宅はまず中古、積算価格以下もしくは販売価格に出来るだけ近い物件を買って、住むのにはちょっとボロいというなら少しお金をかけてリフォーム。
不動産投資が成功してから夢のマイホームは買うことにして、奥さんにもきちんと説明し、我慢してもらいましょう。
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