サラリーマンの自宅は足かせ。
年収1000万円のあなたが年収の20倍まで融資してくれる銀行から融資を引いて物件を購入するとします。
2億円までの融資が可能となる計算です。
ところがあなたの自宅のローン残高が4000万円あったとすると、あなたの融資限度額は16000万円となってしまうのです。自宅のローンが足を引っ張るわけです。
大多数のサラリーマンが自分の城、あるいはそろそろ家も持たないとという根拠のない強迫観念に駆られて自宅を買ってしまいますが、年収1000万円のあなたが今までコツコツ貯めた2000万円を頭金に5000万円の融資を受けて7000万円の家を買ったら、あなたの融資限度額は残り15000万円、月々の返済金額がかさむため手元資金の余裕がなくなり自己資金は底をつくという状態になります。
こうなってしまうと自宅のローンの返済のために身動きがとれず、一生汗水たらして働かなくてはならない羽目になるわけです。
しかし、自宅を持っていてきちんとした生活を営み、今まで滞りなく返済できているという事実も銀行は重視します。
ではどうするのが正解でしょう。
2000万から3000万程度の中古マンションをフルローンで買ってまずは我慢。
自宅なら今はどこの銀行もフルローンOKのところが多いです。ローンを3000万円程度に抑えれば、今の低金利ならば30年ローンで月々の返済額も10万円程度。それほど家計も圧迫されません。
銀行は融資した物件の賃貸経営がうまくいかない場合、給与収入からどの程度の返済に充当できるかもしっかり見ているわけです。
自己資金を温存しつつ、自分の与信枠の減少を最小限に抑えて不動産投資を行うのです。
1億円超の物件を購入できれば、5年もすれば3000万円程度のマンションならキャッシュで購入できるぐらいのお金は貯まります。
順序を間違えるだけで天国と地獄。
サラリーマンの夢のマイホームは後回しが鉄則ですね。
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