1億の壁
『バカの壁』ではなくて『1億の壁』です。
でも概念はすごく似ていますね。
ここで強調したいのは銀行は私に1億6千万円以上の融資をしてくれたということ。しかも自宅のローン3千万円も抱えています。両方合わせて2億円です。
普通に考えれば債務超過の家計破綻というところですが、今の銀行はそのような見方はしません。なぜなら融資した対象が収益を生み、かつ担保価値も十分な不動産だからです。
これは残念ながら私に信用と融資を担保する資産があるからではないのです。
サラリーマンなら10年もコツコツとまじめにひとつの会社に勤めていれば信用は十分だと思っていいでしょう。銀行は私にではなくて収益を生む不動産に融資してくれたのです。
大切なのは自分自身の中にある『1億の壁』を超えること。
サラリーマンにとって1億円というのは手の届かないものというイメージがあります。
『年収1億円』とか『億万長者』とか。
けれども年収500万円の人なら20年、1千万円の人なら10年あれば実際に稼いでいる金額です。
日々のフローを積み重ねれば実際に届く金額ですが、まとまって目にしたことがないだけに怖気づきますよね。
サラリーマンが『億ション』を買ったら間違いなく分不相応ですし、間違いなく無駄遣いです。
6,000万円や7,000万円の自宅も同じく無駄遣いです。
不動産投資は1億を超えるものを買うのは同じですがこれは決して無駄遣いではありません。なぜなら収益を生むからです。そこが決定的に違うのです。
不動産投資は言ってみれば1億を超える資金を借りて、20年間融資を返済しながら日々のフローを生み出す作業です。
サラリーマンが日々の地道な労働で20年かけて1億のお金を稼ぐのと丁度逆です。
まとまったお金にはパワーがあります。
このパワーを利用してキャッシュフローを生み出すのが不動産投資の本質だと思います。
不動産投資を始めるにあたって、まずは3千万から4千万程度のアパートから初めて、徐々に大きくしていこうと考えるのは極めてまっとうな考え方だと思います、次に7千万程度のマンションを買って、1棟1億超のマンションに王手と。
そこまで何年かかるでしょうか、お金よりも貴重な時間をロスする事の機会損失が何より大きいですし、複数物件の管理にも手間がかかります。
そしてその時にはもう銀行はサラリーマンに融資をしてくれないかもしれません。
サラリーマンが1棟1億超の不動産投資を成功させるための最大の障害は自分自身の中にある『1億の壁』に他ならないと私は思います。
もう一度言いますが『7,000万円の自宅』と『1億円の不動産投資』なら、何の収益も生まない分『7,000万円の自宅』のほうがリスクは高いです。
不動産投資ならちょっとぐらい物件選択を誤っても必ず収益は出ますから。
明らかにリスクが高いのに頑張って『7,000万円の自宅』を買ってしまうのが普通の人です。
周りの人が普通にやっていることの延長線上でちょっと背伸びをするだけなので、本人はリスクだと意識していないですから。
『俺の収入だったらこれぐらい大丈夫だろう』ぐらいに考えます。
なにやらマインドめいた話になってしまいましたのでこの辺にしておこうと思いますが、自分自身で何でもいいので理屈をつけて『1億の壁』は超えてください。
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